この記事は2021/1/21に僕が前運営していたブログで紹介した記事に加筆を加えたものです。


今回はMoondropのSSP(Super Spaceship Pulse)をFPSで使ってみます。同メーカーから出ているSpaceShipというモデルの最新上位モデルです。
値段はAmazonで¥5,545。安いです。
発売当初は個人輸入するしかなかったんですが、今は国内版が販売されていてeイヤホンさんやAmazonでも購入できます。


インピーダンス

16Ω

トランスデューサー

シングルダイナミック

周波数域

20Hz~20kHz

感度

112db

コネクター

2Pin

Amazon参考価格

5,545円


振動板がベリリウムメッキドーム+PUサスペンションリングだとかその他諸々メーカーさんのこだわりが書いてありますが、僕はそんなのどうでもいいです。使ってみてダメならそんなこだわり関係ないですからね。
気になる人はホームページ見てみてください。
Moondrop公式ホームページのSSP紹介ページ

見た目や特徴

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 筐体はリキッドメタルでマット加工がされてます。安っぽさはないです。
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この白いやつは同メーカーから出てるSSRというモデルで形が全く一緒。SSPの前世代モデルの写真です。
ノズル部分が長いので耳にフィットしてる感じはしないです。イヤホンが独特の形してるからか、付属のイヤーピースはかなり使いにくいです。遮音性を考えるなら自分の耳にフィットする他のものに変更してください。さらに装着性という点で言えば小さめなものの方がノズルが長いという不利な点を軽減できる気がします。

音の特徴

AIは毎度お馴染みRoland Rubix22です。
音の特徴ですが、やや低域よりのドンシャリ。
音質はやや篭っているというかぼんやりしているというかって感じの印象です。


加筆

朗報です!

リケーブルする事で上記の篭っている感じやぼんやりした感じがなくなりました。調べてみるとMoondropの付属ケーブルは評価が良くないみたいですね。リケーブル必須となると新しく買う方は出費が増えるのかな。元々ケーブルを持ってる方には関係なさそうです。

てことで音は値段相応なのかな?

一応使ったケーブルはこちらです。

ゲームで使ってみる

ここからは全てリケーブルした後、新しく書いた記事です。
こちらもいつものごとくGSX1000のe-sportsモードを使っていきます。

音の定位
​これに関してはGSX1000で矯正されて抜群なので言うことないですね。360°はっきりわかります。

と思ったんですが、音が遠くなると定位感が失われます。音はするけどどこからなってるかがいまいちわからん。今流行りのバトロワでは不利に働くかもしれないです。5on5のボムゲーやTDMメインのゲームではそんなに気にならないと思います。

足音や銃声
​元々ドンシャリですのでFPSに向いてると思います。元々イヤホン自体の中低音が強く出るので足音が聞きやすいです。
ただ、SE215やIE 100 PROとなどと比べるとやはり音質が劣ります。ただ値段を考えると悪くないです。
替えたケーブルが純銀のもののせいか銃声が耳に刺さります。これは好き嫌い分かれそう。周波数域がSE215やIE 100 PROよりも高域が出るってのも原因の一つかもしれません。
ゲームで使用した上で音に関して言うことは終わったんですが、装着感について。
ノズル部分が長く、筐体が耳にフィットする感じがないせいか長時間つけるのには向いてないような気がします。通勤時間のちょっとした間とかなら許容範囲ですがゲーマーにとってこれはかなりマイナスポイントだと思います。

​総評

総評です。
FPSに使うイヤホンとしては値段の割に使いやすいと思います。ただリケーブルは必須だと思います。あとイヤーピースも替えたほうがいいですね。
マイナスポイントが筐体の形ということでCIEMに中身を流用してもいいんじゃないかなと思いますね。値段も高くないので失敗しても痛くはなさそう。
と思って分解してみたんですが、中の構造も独特で僕みたいな無知の人間には難しいかも。有識者はチャレンジしてみてくださいな。
てことでこれでおしまい。